「にがり」の話
1.「にがり」とは
「にがり」とは海水から塩をとった残りの成分(副産物)のことで、昔から豆腐の凝固剤などに使われており、塩化マグネシウムが主成分の液体状または粉末の物質です。

2.「にがり」の栄養素
ミネラルを多く含む「にがり」はミネラル不足による様々な疾病の予防・改善効果が期待できます。「にがり」には様々な無機塩類=ミネラルが百種類以上含まれます。下記は「にがり」の代表的なミネラルとその作用です。
|
ミネラル
|
主な生理作用
|
欠貧時障害
|
不足の原因
|
主な供給食品
|
心臓のミネラル
マグネシウム |
神経や筋肉の収縮、ホルモンの分泌等に関与。抗うつ、心臓疾患予防、胆石や腎結石防止、カルシウム脱解を防止。 |
虚血性心疾患、不安感、精神錯乱、膝関節炎。 |
精白穀類(白米、白麺、白パン)や白砂糖、清涼飲料水、インスタント食品、フライド食品のとりすぎ。 |
米ぬか、ワカメ、コンブ、小麦、フスマ、小麦胚芽、ビール酵母、そば、キビ、豆類 |
血液のミネラル
鉄 |
赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビン(色素)の構成素材となる、抗酸化酵素力タラーゼの中核となる。 |
鉄欠乏性貧血(疲労感、脱力感、肩こり)胃炎、胃ガンになりやすい、元気がなくなる。 |
昔の日本人は鉄鍋、釜、鉄瓶を用いたので鉄分が適量補充されていた。いま、アルミ鍋などの使用により鉄分が欠乏。 |
乾燥水前寺のり、川のり、抹茶、青海のり、カレー粉、アサリ佃煮 |
愛情のミネラル
マンガン |
ムコ多糖体の合成に関与し、正常な骨格を形成、肝臓でのコレステロール合成に関与。 |
運動失調症、骨の発育不良、糖尿病にかかりやすい、性機能、妊婦能力の低下、愛情欠落、転換になる。 |
精白穀類(白米、白麺、白パン)、白砂糖、加工食品、インスタント食品の過食。
|
大麦、小麦全粒粉、そば、玄米、緑黄色野菜類、スピルリナ、卵黄 |
骨格のミネラル
カルシウム |
身体の骨と歯を形成、血清のカルシウムとなり皮膚の張りを与える。 |
骨折しやすい、骨粗鬆症、歯周病、関節炎、副甲状腺機能亢進、体質の酸性化。 |
リン含有食品の多食、白砂糖、精製食品の多食、清涼飲料水のコーラ類の多飲。 |
ヒジキ、黒ゴマ、ワカメ、切干し大根、生揚げ、小松菜 |
血圧のミネラル
カリウム |
ストレスの予防、血圧の低下、抗アレルギー、浮腫の防止、心臓機能を調節する。便秘解消。 |
筋力の低下、筋無力症、筋麻痺、腸の運動麻痺、腸閉塞症、膀胱麻痺、低血糖症、ストレス。 |
食塩の取りすぎ、ストレス、新鮮な野菜や果物の摂取不足。 |
コンブ、小麦、胚芽、干しブドウ、パセリ、山芋、大豆 |
性(精)力のミネラル
亜鉛 |
核獏や蛋白質の合成に関与、インスリンホルモンの構成素材、女性の性ホルモン強化。 |
前立腺肥大症にかかりやすい、脱毛しはげになりやすい、男性の性能力減退、味盲になる。 |
精白穀類の主食、白砂糖、加工食品の偏食、清涼飲料水やインスタント食品の過食。 |
カキ(貝)、生麦、卵黄、脱脂粉乳、小麦全粒、大豆レシチン |
3.「にがり」の健康効果
| 基礎代謝促進(マグネシウムが筋肉活動を活発にする) |
| 美肌効果 |
| 骨の強 |
| アレルギー症状予防改善 |
| 便秘改善 (マグネシウム) |
| 生活習慣病予防 |
| その他の効用(アトピー/糖尿病/高血圧/自律神経/不整脈/月経前症候群/骨粗しょう症予防) |
「にがり」の摂り過ぎに注意して下さい。体調によっては下痢をする恐れがあります。腎機能が低下している方は、飲用を控えてください。
スポンサード リンク
|